2011年9月8日木曜日

メトロポリタンラインが・・・

  毎週木曜日はLiverpool Streetにあるアンティークマーケットに出かけるのですが、最寄り駅からメトロポリタンラインで出かけます。このメトロポリタンラインは地下鉄のひとつなのですが、ロンドンの地下鉄でおなじみのチューブ型の車両ではなく、地上を走るチューブ型の車両よりも大きいサイズの車両で運行されています。前回ロンドンに住んでいた14年前から同じタイプの車両で、痛みの激しい座席などは随時新しいものに変わってはいるものの、車両自体が古い上に、座席横には"Please keep your feet off the seat"などと書かれており、ロンドンに住む人たちのお行儀の悪さを伺わせる注意書きが未だに残っているのです。
  Liverpool Streetまで行くAldgate行きの電車が来るまで何本か電車を見送り、その古い車体にはスプレーでペイントされた落書きを消す為に白いスプレーで上書きされている跡が見え、14年前はとても新しく見えた車両が今となってはそれなりの使用感が漂い、アンティーク好きな私ですが、このアンティークとしての価値がつくほどの年代物になっていない微妙な状態を自分に置き換えてみたりしながら、Aldgate行きの電車を待っていました。
  今では駅のホームに電光掲示板があり、次の列車の行き先と到着までの分数が表示されているのですが、以前はそんな便利なものはなく、列車の先頭車両の行き先の表示を確認しないならなかった上に、ダイヤが乱れた時など電光掲示板とは違う車両が到着したりもするので、何となく行き先を確認しないと気が済まない私は、未だに行き先がプラスチックの板に書かれている先頭車両の見にくい行き先表示をと顔を上げたら、何とくっきりと電光掲示板が行き先を表示しているではありませんか。

  どこかにお知らせが出ていたのかもしれませんが、突然の出来事で、あららあららと思っているうちに電車は去っていきました。甥っ子に写真を送らねば!と何とか写真1枚撮りました。その後も新車の車両はないものかとキョロキョロしていましたが、これが今日最初で最後の新車となりました。ゾーン9まで運行している長距離の地下鉄なため、古い車両の座席は全て向かい合わせのボックスタイプで、新車にもボックス席が残され、通常の座席に加え山手線にあるような、座席が跳ね上がる座席と(車椅子の方のために)、仕様が近代化していました。次回は乗り心地もお伝えしたいと思います。
  今日はまるでママ鉄(でしたっけ?)のようなブログになってしまいましたが、最近胃痛がひどくてビールの調査が出来ない為に違う話題にしてみました。
  ちなみにこの列車はAldgate行きではなかったので乗りませんでした。興奮のあまり乗り損ねたのではありません。f^_^;)