2015年7月6日月曜日

ra @ The White Horse


  Wimbledon Tennisを観に行こうと会社を5時に飛び出し、ダンナ様と待ち合わせてイギリスでは珍しく小汗をかきながら向かったものの、現地に到着してみると係員のお兄さんに「今日は今から並んでも入場出来ないよ〜。」と言われてしまい、仕方がないので数駅先Parsons Green駅直ぐ近くのWhite Horseという、数年前に訪れたパブへ行く事に。
  今日は暖かくお天気も良いので屋外のスペースは人で溢れかえってはいるものの、中に入ると涼しく静かなスペース。閉所恐怖症ぎみな私は屋外の人混みを避けて室内へ。日本人なら4人は座れそうな巨大なソファが2つ、どっしりと店の角に場所を取っている。
  最近は幸いにも気温が高く、冷えたラガーに手が出そうになりながらも、今日の様な気温20℃ほどの日は、普段より少し冷えたイギリスのエールが美味しい。
  ハンドポンプは常時56本、ガスも6本、更には最近流行りのピルスナーの小ぶりな銅樽が並んでいる。
とはいえ季節は夏なので、どれもこれもホップの効いた苦いビターなビールが主流。モルトの効いたコッテリとしたビールが好きな私にとっては、早く冬が来ないものかと魔が差して思ってしまう。
  店員が皆忙しかったので、タップについてる絵面と能書きで一番ホップが効いていなさそうな、raというビールにしてみる。いかにもホップが効いていそうな色をしているものの、お味は苦みが少なく、まるで小麦のビールの様なフルーティさ。
 
 

  壁にかかったテレビでは小さいボリュームでジョコビッチと南アフリカの若造アンダーソンの好ゲームが流れている。せめて夏の間、ウィンブルドンが毎日あれば楽しいと思いながら、ついつい若造を応援してしまう。先日ナダルが長身レゲエ若造に負けたゲームを見たばかりなのに。そのナダルの試合の様に最近はサーブの威力が上がり、サービスエースでおしまいなゲームも多い中、このゲームはサーブの威力もさることながら、ラリーが続きゲーム内容が面白い。

  夏は喉の渇きと共にさすがにビールの進みが早く、ゲームの合間を縫ってお代わりを調達。無難なマイルドエールと手羽先のジンジャーエールケチャップソースを注文。この手羽先が美味しい。余りの美味に写真も撮らず温かいうちに頂いてしまった。

  しばらくすると上品なピンク色のシューズに、それに合わせたピンク色のカーディガン、それに清楚な白いブラウスを着た小綺麗なご婦人が、その巨大なソファの向かい側に白ワイン片手にやって来た。今日の様な暖かい夕方に合う出で立ちが何とも上品だった。このご婦人の様に幾つになってもキチンとしていたいと同時に、この様なご婦人が足を運ぶパブといつかお近づきになってみたい。

 

2012年6月21日木曜日

アフターファイブ

   「アフターファイブ」と日本語で言うと、夕方5時以降の時間帯をさしますが、ここではその話題ではなくてビルダー(大工さんとでも言いましょうか)とのやり取りの話。

    特に最近ロンドンでは英語を母国語とするイギリス人のビルダーは無に等しく、私も人のことは言えませんが、みな英語は片言なのです。今日、屋根とトイレと窓の修理にやって来たビルダー達のボスがその片言英語で、その手下どもは英語を全く話せない人ばかり。その手下たちとは、親指と小指を立てて「電話」と言ってみたり身振り手振りでコミュニケーションを試みるのです。

   その手下どもだけを残してボスは立ち去り、ガタガタ音はするものの、一向に終わる気配がありません。随分かかるなぁと思いつつ、しばらくするとその手下どもの一人が「ア~」と言いながら私と話をしようとやって来ました。そのビルダーは、ビルダーが使いそうな用語は多少知っているとは言えやはり究極の片言英語で、どうやら部品を交換しなくちゃいけないと言っているという事までは身振り手振りで解釈したものの、次回のアポをいつにするかという段階で今日の夕方か明日の午前中という話になり、「明日の朝は都合がつかない」と伝えたいのですが、全く理解してもらえず、ボスの電話番号をもらっていたので、そのボスに電話をするという旨を何とか伝え、その手下どもは帰って行きました。

   そのボスに電話し、事情を話すと「今部品を買いに行っているから、部品があればその後に手下を送るよ。また後で電話する」との事。暫くして電話がかかってきました。「部品があったから同じ手下がアフターファイブに到着するよ。」と言うのです。英語でも"after 5"と言えば夕方に限らずですが日本語と同じく「5時以降」をさし、その時点で4時近かったので「分かったわ。5時以降に来てくれるのね」という意味で"so he will be back after 5 o'clock?"と返事を返しました。

     しかしそのボスは「違う違う、アフターファイブだってば」と"after 5"を連呼するのです。「は?」と目が点になりつつ、その手下との身振り手振りのコミュニケーションの中で指を5本と10本立てて「ミニッツ」と言っていた事を思い出し、「あ、5分後って言う事ね」という意味で"You mean he will be back in 5 mins, don't you?"とそのボスに返答をすると、「だから最初からアフターファイブって言ってるじゃないか」との事。

   そのボスは別に悪い人という事ではなく、この様な事はスーパーのレジや店頭でもよくある事で、そういう人たちを見ていると、共通語である英語は喋った者勝ちなんだなぁとつくづく思います。ここで彼らの英語を指摘しても仕方ないのでそのまま聞き流しますが、日本人もこのくらい間違った英語を怖がらずに言い放つ事がコミュニケーションの上達に繋がるのかも知れないと、こういったことが起こる度に思います。

   ちなみに窓や屋根の修理はビルダーが行い、トイレなどの修理を行う人たちをプラマーと言いますが、トイレの修理をしていた人も自分はビルダーだと言っていた(と思う)ので、ここではあえて言い分けをしませんでした。

2012年6月13日水曜日

ロンドン パブマップ 作りました

    最近バラの世話に追われて忙しいと言いながらも、ロンドンのビールを効率的に楽しんで頂く為に、パブマップ作ってみました。右手とこのページ下に固定してあります。

   ピンクがパブ、青が観光地、緑は公園です。まだ調査していない所にも印がついています。これから少しずつ増やそうと思います。
 
ご覧になって頂いて使い勝手の感想をお知らせ下さると、
とても嬉しいです。

ロンドンの青空

     いったいどの位の間、太陽を見ていなかったのか忘れてしまうほど、雨続きのお天気だったので、今朝起きて朝日が差している光景を目の前についつい写真を撮ってしまいました。ロンドンに移り住んで一年が過ぎましたが、やたらとイギリス人が日に当たりたがる訳が分って来た気がします。東京にいると、特に夏の日差しは避けるものという感覚がありますが、こちらでは天候が悪く、めったに太陽が出ないので、日差しは当たって温まり楽しむものなのでしょう。

2012年6月1日金曜日

バラブログ

   以前にも書きましたが、バラのブログも書いています。東京ではバラの開花はゴールデンウィーク明けくらいの時期になりますが、こちらイギリスでは6月になります。ここ数日は最高気温20℃前後にまで下がりましたが、それ以前は25℃を超えて30℃に届きそうな日が10日ほど続き、開花が促進され4種類あるバラのうち既に3種類が咲きました。気温が上がった事によって、アブラムシやうどん粉病も活発になり、毎朝毎晩バラの手入れが欠かせない上に、毎日の様にブログを書いています。
   ご興味のある方はぜひそちらにもいらして下さい。

http://elizabeth-roses.blogspot.com/

2012年5月24日木曜日

フォリー・ベルジェールのバー

    先日のフォリー・ベルジェールのバーの解説を、記事の下の方に書き込みました。

http://elizabeth-beer.blogspot.co.uk/2012/04/blog-post_30.html

よろしければご覧になってみて下さい。