この写真はパブの西側から撮ったものなので セントポール大聖堂はこの方向にあります。 |
名前にバンク・オブ・イングランドとあるので、イングランド銀行が以前にここにあったのかしらと思いたくなりますが、そうではない様で(イングランド銀行は1694年に創設されて以来、バンク駅周辺のシティ中心に所在しています。)名前の由来に関しては宿題とさせて頂きますが、店内の造りからすると以前銀行であった事が分かります。ここに限らずイギリスのあちこちで元銀行だった建物がレストランになったりパブになったりしていますが、ビクトリア調の高い天井が大好きな私にとっては、そのインテリアもビールの味を左右しかねません。(笑)
ここはロンドンにあるフラーズというビール醸造所が所有又は提携しているパブなので、フラーズのビールが所狭しと並んでいます。奥から、ロンドンポーター、ESB、ディスカバリー、シーフェラーズ、チズウィック、ロンドンプライド、少し離れてハニーデュー。フラーズファンとしては何ともすばらしい眺めです。
基本的な私のマイビールはロンドンプライド4.1%なのですが、それよりもアルコール度数が低い上に、日持ちも良く、いつもある訳ではないシーフェラーズ3.6%が最近の私のマイビールとなっています。
お味の方は、一杯目に頂くビールに最適な穏やかな味わいで、ホップもモルトも主張し過ぎず、食事なしでビールを堪能するには最適です。このパブは大丈夫でしたが、このビールは冷えていると、このほのかな味わいが消えてしまうので、もし冷えたシーフェラーズが出てきたら、最初は手のひらで温めながら召し上がって下さい。
そろそろエネルギー摂取を求め始めていた体に、美味しいビールを主食の様に頂く私はやっぱりゲルマン民族だったのでは?と思いを馳せていたら、こういう日に限ってダンナ様から「電話会議がキャンセルになったから今日は早く帰る」とメール。料理はダンナ様がするものの、買出しは私の仕事なので、ビールを無駄には出来ないと思いつつ時間を逆算しながら早々に帰路に発ちました。
注釈* - ここでは店名をOld Bank of Englandと表記しましたが、インターネットのページによってはThe Old Bank of Englandと表記される場合もあります。また、ビールの日本語表記は呼称で、正式名称は下記の英語表記となります。
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Old Bank of England
194 Fleet Street
London EC4A 2LT England
http://www.fullers.co.uk/rte.asp?id=4&itemid=192&task=View
Seafarers Ale 3.6%
http://www.fullers.co.uk/rte.asp?id=140
イングランド銀行 - Bank of England
シーフェラーズ - Seafarers Ale
ジョンソン博士 - Dr Samuel Johnson
セントポール大聖堂 - St. Paul's Cathedral
チズウィック - Chiswick Bitter
ディスカバリー - Discovery
ハニーデュー - Organic Honey Dew
フラーズ - Fuller, Smith & Turner P.L.C.
フリートストリート- Fleet Street
ロンドンプライド - London Pride
ロンドンポーター - London Porter