2010年4月1日木曜日

ビールとエールとラガーとビター その1

ビール、エール、ラガー、あるいは、ビターといった言葉をよく耳にします。ところが、これらの名称は、時代と地域によって使い分けられてきました。それらの言葉の用法について、過去を遡りながら書き留めていこうと思います。

まずは現代の世間一般的な言葉の解釈から。

ビール - 発泡性のある、ポップやモルトのみで造られたものから発泡酒、第3のビールやノンアルコールビールまでの、エール、ラガー、ビターを含む飲み物の総称。酒税法上、発泡性酒類に該当するもの
エール - 主に上面発酵のビールの総称
ラガー - 主に下面発酵のビールの総称
ビター - エールの中で特にホップのきいた苦味の強いエール

ビールの定義に関しては、議論があるところかもしれません。酒税法上は麦芽の使用率が50%以上の飲料をビールとし、麦芽の使用率が25%以上50%未満を発泡酒、ビールにも発泡酒にも該当しないビール風味のアルコール飲料を第3のビールとしています。また、最近では、ノンアルコールビールも発売されるようになりました。日本地ビール協会のビアスタイル・ガイドラインには、第3のビールやノンアルコールビールは含まれておりませんし、これらの飲料はビールには含まないという考え方もあると思いますが、広義のビールの仲間と考えてよいのではないでしょうか。

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次回はある一定の時期にまでさかのぼって、ビールとエールとラガーとビターの言葉の解釈の遍歴を書きたいと思います。

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