2階*の入り口を入って右手奥に、一番奥の部屋の窓際にあった私のお気に入りのスラー「化粧する若い女」があり、右手の窓の間にはルノアールの「桟敷席」があったのですが、こちらも一番奥の部屋にあったゴッホの自画像があるのです。この時点で変化に耐えられそうになかった私は、先ずは「フォリー・ベルジェールのバー」があるはずの隣の部屋へ進み、フォリー・ベルジェールのバーの位置はほとんど変わっていない事に安心したものの、何かが違うと眺めてみると、壁の色が全く違うのです。以前は赤とオレンジの中間色の暖色で全体的に暖かいイメージだったのですが、今回は上部は白、下部は薄い水色なのです。何故かイギリスでは最近、壁の色は白が好まれている様で、家のリノベーションの番組を見ていても必ず壁の色は白なのです。以前の壁の色の方が絵画も映える気がしますが、保守的な私が言っているので聞き流して下さい。
私が語るよりは見て頂く方がよろしいかと思い写真を撮りました。
ちなみに祭日以外の月曜日午後2時までは普段6ポンドの入場料が無料になります。ちょっと立ち寄るには最適です。
以前、私の知人、Charlie氏が「フォリー・ベルジェールのバー」についての解説を寄せてくださいました。
お時間のある方はこちらも合わせてご覧下さい。
フォリー・ベルジェールのバー解説 3/3
注釈 * - イギリスでは日本の1階部分をグランドフロア(ground floor)と呼ぶため、ここで言う2階はイギリスではファーストフロア(first floor)となります。