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風邪気味で重たい体を引きずりながら、その重たい体を預けないと開かないホテルの重たい扉を開けてみたら、何と外は暖かいのです。マフラーも手袋も帽子もいりません。外人の私がこうなので、現地人はシャツ一枚で清々しい顔をして歩いています。出国を明日に控え、やっとモントリオールが好きになれる様な一日がやって来ました。
先ずは月曜日にみぞれ混じりな雨の中みつけたカフェへ行き、素敵な美人の店員さんにWhere do you live?と聞かれ、現在住所不定無職な私は答えに困りながら、美味しそうなチョコレートの詰め合わせを明日お邪魔するダンナ様の従兄弟への手土産とし、その足でメイプルシロップの店に行き、イギリス訛りの営業上手なオーナーに美味しそうなメイプルシロップを売ってもらい、適当に入った間口二軒分しかない、こじんまりとしたお土産屋さんで、片言の英語を話す店主と天気や地震の話をしながら、made in Chinaの商品を幾つか購入したり。
あまりにも暖かいので、Place Jacques Cartierという、ちょっと広場になった所で日向ぼっこしながら、ぼんやり人の流れを眺めていました。本当はスケッチでもしたかったのですが、そこまでのエネルギーがありません。 月曜日にここを通った時は全くと言って良い程、人通りがなかったのですが、ここにいる皆さんは一体どこにいたんでしょう。隣に座ったヤンキーなお兄さんはTシャツ一枚です。
ここに来るまでに美味しそうなビールが描かれた黒板を掲げたレストランがあったのですが、これからそこへ行ってビール調査に向かうべきか考え中です。出来る事ならば、この陽だまりでそのビールを頂きたいものです。
アジア人が珍しいのか、このベンチに座っていても声をかけられます。でも何故かWhere are you coming from?じゃなくてWhere do you live?なんです。途中からは前者と判断し答えましたが、果たしてそれが正しかったかどうか。さらにはここでも中国人の観光客が目立ち、その一人が私の所にやって来て、中国語で私の髪を指差しながら何か言っています。触ってみるとてんとう虫がついてました。そこでキレ良く「谢谢」とでも言えれば良かったのですが、すっかり英語とフランス語でお腹いっぱいな私は言えませんでした。 目の前では白髪のご老人がアイスクリーム片手に歩いていますが、私は日が当たっていない側の体が冷えて来ました。風邪気味なのでそろそろ動こうと思います。
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