ここ2週間ほど雨続きで気分は全く晴れませんが、今日はお昼過ぎに私の親愛なる大の仲良しの飲み友達からメールが届き、雨だからと言ってしんなりしている場合ではないと気を取り直し、傘を片手にセントポール大聖堂へ。到着したのは2:45pmごろでしたが、受付で「今日は3時半で閉まるわよ」と、普段であればあと1時間半以上はあるはずだったのですが仕方がないので早々に用を済ませて、以前バスで通りかかった時に見かけたフラーズのパブへ。
店内が暗くて外からは良く見えないまま入り口を入ってみると既に4時近いというのに店内はガラガラ。こちらは夕方4時にもなるとどこのパブもそれなりに人が集まってくるので、足を踏み入れたものの、急にビールのお味に不安を覚えました。軽く店員と話をして「今日は気に入ったビールがないわ」と言ってそこで引き返す事も出来るのですが、セントポール大聖堂での作業の続きをするには最適の環境だったので、調査を進める事に。
更には回りを見渡してみると店内には3人しかおらず、ラガーが一名、ギネスが一名、紅茶が一名と、私の好きなビター・エール系のビールは今日既に開いているのだろうかと更に不安になりながら、最近のマイビール、シーフェラーズを注文してみました。更にはあまりにも泡切れが早いので、不安は最頂点に達したものの、その不安の高まりも手伝ってか、いやな香りもなく温度も適温で、思いの他美味しく頂くことが出来ました。
この地域はその昔、債務不履行に陥った人たちを収監する為の牢屋だったそうで、地下のセラーには未だにその当時の檻の一部が残されているとか。一度見てみたいものです。
しばらくするとキチンとネクタイを締めた年配の紳士がやって来て白ワインを注文し、私の隣のテーブルに座ってノートを取り出し何やらペンを走らせ、ほぼ同時に入ってきたこちらも身なりの整ったご婦人がソファの席で紅茶を楽しみつつ、携帯電話を眺める訳でもなく数少ない店内の客に目を走らせ、人々のそれぞれの午後を傍観していました。
4時半も過ぎるとさすがにサラリーマン風の人々がちらりほらりと集まる様になり、カウンターの周りの人だかりが少しずつ増え、一番最初に到着してしまったのであろう仕事帰りの若いお嬢さんが、これからやって来る友人達の為にギネス、ステラ、ハニーデューとジンジャーエールを注文し、大きなテーブルにその4杯分のグラスを並べ飲み物に手をつけることなく、そわそわしながら友人達の到着を待ち、年配の紳士は2杯目の白ワインを空け早々に出て行き、私も5時の列車に間に合う様に支度をし、もう一人のご婦人の前を前を通る時に彼女の視線を感じたので「have a good evening」と軽く挨拶を交わし、彼女の笑みに応えながら店を出ました。
傘を手に出かけたのですが、雨に当たることもなく空は明るくなり、しまいには雲の切れ間から太陽の日差しが差し込んできました。久しぶりの太陽の日差しにありがたみを感じると共に、いつも後押しして下さる私の親愛なる大の仲良しの飲み友達に感謝です。ありがとうございました。
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The Viaduct Tavern
126 Newgate Street,
London, EC1A 7AA
http://www.fullers.co.uk/rte.asp?id=4&itemid=316&task=View
Seafarers Ale 3.6%
http://www.fullers.co.uk/rte.asp?id=140
ギネス - Guinness
シーフェラーズ - Seafarers Ale
ステラ - Stella Artois
セントポール大聖堂 - St. Paul's Cathedral
ハニーデュー - Organic Honey Dew
フラーズ - Fuller, Smith & Turner P.L.C.
2012年4月24日火曜日
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