website; http://www.forst.it/eng/birre/birra_kronen
この月曜日から水曜日まで、イタリア人の友人に会いに、ダンナ様とイタリアのボローニャに行って来ました。初めて彼女に会ったのは15年前、エディンバラに語学留学していた時で、彼女はその当時まだ13才でしたが、背丈も伸びてすっかり大人になっていました。15年前にもボローニャに遊びに行ったので、ご両親とも久しぶりの再会でした。お夕飯に呼んで頂き、お父様がラグー・アッラ・ボロネーゼ(ragù alla bolognese)を作って下さり、お母様が私がビール好きな事を聞きつけ、イタリアのビールを用意して下さいました。
パスタの茹で加減が絶妙で、ほんの少しの硬さが程よい食感となって素敵なアルデンテを頂く事が出来ました。ラグーソースは、牛肉とセロリや人参などのハーブ系の野菜のお味がしっかりと前面に出ていて、かつパスタとの食感とソースの絡み具合が絶妙で、お皿いっぱいのパスタを飽きることなく最後まで堪能出来ました。
東京目黒でいつもお邪魔していたイタリアンレストランのラグーに敵うラグーはないと今まで思っていましたが、このラグーソースに軍配が上がりそうです。
肝心のビールですが、この日の様に気温が35℃まで上がった日には軽い口当たりのビールを頂きたくなりますが、それにピッタリなビールでした。アルコール度数の強さのわりに香りや味が強く主張することなく、ホップの苦味もあまり感じないので、5.2%であるのにもかかわらず、サクサクと頂いてしまいました。
このビールのサイト(上記参照)によると、フルボディのモルト味のビールで、かすかなホップの苦味と書いてありますが、私の知っているモルティなビールの印象とは全く違い、グラスを近づけた時にモルトの香りも主張せず、味わって頂くと言うよりは喉に流し込みたくなるビールでした。アフターテイストはかすかな甘味とグラッシー(grassy)な香りとあり、確かにグラッシー(grassy)な爽やかさがありました。
ちなみにいつもグラッシーをどう日本語に訳すべきなのか迷いますが、grassとは芝生の事で、芝生を刈った後の青臭い香りを思い出させられる香りを指していると思いますが、ワインですと飲み頃になる以前のワインにも、このグラッシー(grassy)という形容詞がつけれられる事があると思います。ワインにお詳しい方、私に代わって説明お願い致します。
久しぶりにイタリア人と一緒だったのですが、相変わらず声が大きく、普通におしゃべりしながら道を歩いていても、身振り手振りの大きいイタリア人の手はしょっちゅう私にぶつかるし、延々としゃべり続けています。この友人の家族だけなのかとも思いきや、お花屋さんのお兄さんも英語が出来ないのにもかかわらず(私はイタリア語が出来ませんが)、延々としゃべり続けていました。ちょうどロンドンで暴動のあった時期だったので、私たちがロンドンから来たという意思の疎通が出来たとたんに「暴動が大変な事になっているねぇ」と話題は尽きませんでした。が、実際に会話が成り立っていたかどうかは定かではありません。
生ハムで有名だというレストランで頂いた、San Danieleというハムと、crescentineという少し甘味のある揚げたパンです。本当に美味しかったです。形容詞の乏しい私ですが、ハムのほのかな甘味と酸味とお肉の旨味とで、普段は脂身を頂かない私ですが、今回は残さず頂ました。揚げたパンは私の理解が間違っていなければ、ラードで揚げているそうで、「だから美味しいのよ」とそのイタリア人の友人は教えてくれました。
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